昨シーズンドイツから日本に帰ってきた日本代表不動のセンターフォワード、大迫勇也選手について紹介します。
衰えも指摘されていますが、今でも「半端ない」のか?
プロフィールからプレースタイル、評価、市場価値などwikiに載らない情報まですべて解説します。
大迫勇也|プロフィール・経歴
鹿島、ドイツ、神戸でプレーし、代表でも長く活躍
1990年5月18日生まれ(鹿児島県加世田市出身)
182cm/71kg
右利き
-2008:鹿児島城西高校
2009-2013:鹿島アントラーズ(🇯🇵J1)
2014:TSV1860ミュンヘン(🇩🇪2.ブンデスリーガ)
2014-2018:1.FCケルン(🇩🇪ブンデスリーガ)
2018-2021:ヴェルダー・ブレーメン(🇩🇪ブンデスリーガ)
2021-:ヴィッセル神戸(🇯🇵J1)
鹿児島県出身、ロンドンオリンピック世代の31歳。
鹿児島城西高校では選手権大会で10G10Aの「半端ない」活躍を見せ、鳴り物入りで鹿島アントラーズに入団。1年目からコンスタントに出場し、5年間の在籍で139試合に出場し40ゴールを挙げました。
その後ドイツへと渡り、2部のクラブからスタートして8年間で3クラブに所属しプレー。
2021年からは日本に帰り、ヴィッセル神戸に所属。流石の活躍を見せています。
日本代表としても50試合以上プレーし、ロシアW杯ではゴールも挙げています。
大迫勇也|ポジション・プレースタイル・能力
巧みなポストプレーが代名詞
得意なポジション:センターフォワード
対応できるポジション:セカンドトップ
・巧みなポストプレー
・スルーパス、アシスト
・味方へのスペースメイク
・ゴールキーパーとの1対1
大迫といえば、日本代表の攻撃を支えてきたポストプレーが代名詞。
下半身と腕をうまく使って、屈強なDF相手にもボールをキープして味方にパスをつなげます。
そのほかにも味方を活かすポジショニングやアシストなど、ストライカーながら利他的なプレーが得意。
ただ、GKとの1対1をはじめ、得点力に関してはやや物足りない部分もあります。
大迫勇也|評価・成績・stats
ブンデスでは持ち味を発揮しきれず
シーズン | クラブ | 平均評価点 | 出場試合数 | ゴール | アシスト |
2009〜2013 | 鹿島アントラーズ | – | 139 | 40 | – |
2013-2014 | 1860ミュンヘン | – | 15 | 6 | – |
2014-2015 | ケルン | – | 28 | 3 | 2 |
2015-2016 | ケルン | 6.80 | 25 | 1 | 0 |
2016-2017 | ケルン | 7.05 | 30 | 7 | 6 |
2017-2018 | ケルン | 6.71 | 25 | 4 | 2 |
2018-2019 | ブレーメン | 6.85 | 21 | 3 | 2 |
2019-2020 | ブレーメン | 6.93 | 28 | 8 | 2 |
2020-2021 | ブレーメン | 6.65 | 24 | 0 | 1 |
2021-2022 | ブレーメン | 6.65 | 2 | 0 | 0 |
2021 | ヴィッセル神戸 | 7.27 | 11 | 4 | 4 |
2022 | ヴィッセル神戸 | 7.08 | 8 | 0 | 1 |
※〜6.5:低評価 6.5〜7.0:平均〜やや高評価 7.0〜:高評価
アンダー世代:
U-16/17/19/20/21/22/23
🏅オリンピック:–
フル代表:
2013〜
57試合出場 25ゴール
🏆ワールドカップ:
2014ブラジル(2試合)、2018ロシア(4試合1ゴール)
・全国高等学校サッカー選手権大会 得点王(第87回 2008年)
・Jリーグベストイレブン(2013)
・アジアカップ シルバーブーツ(2019)
Jリーグで活躍した後、ブンデスリーガで8年間プレーした大迫。
ドイツでは持ち前の器用さからMFで起用されることも多く、アタッカーというよりは中盤のリンクマン(ボールのつなぎ役)の役割を担うことに。
結果ゴールやアシストは少なく、評価があまり安定しませんでした。
それでも、ヴィッセル神戸や日本代表のように本来のポジションで起用されると良いパフォーマンスを見せています。衰えも指摘されますが、まだまだ日本代表を支える能力を持った選手です。
大迫勇也|市場価値・移籍金
全盛期の市場価値はおよそ8億円
年月 | 年齢 | クラブ | 市場価値 | ↑/↓ |
2010年12月 | 20 | 鹿島アントラーズ | 75万€(約1億円) | |
2014年6月 | 24 | 1860ミュンヘン | 200万€(約2億7,000万円) | ↑ |
2017年6月 | 27 | ケルン | 550万€(約7億3,000万円) | ↑ |
2019年12月 | 29 | ブレーメン | 600万€(約8億円) | ↑ |
2020年9月 | 30 | ブレーメン | 300万€(約4億円) | ↓ |
2022年1月 | 31 | ヴィッセル神戸 | 100万€(約1億3,000万円) | ↓ |
ポテンシャル:200万€(約2億7,000万円)
2014年1月:1860ミュンヘンに完全移籍(移籍金推定6,500万円)
2014年7月:ケルンに完全移籍(移籍金推定2億円)
2018年7月:ブレーメンに完全移籍(移籍金推定6億円)
2021年8月:ヴィッセル神戸に完全移籍(移籍金不明)
鹿島からドイツ2部に加入し、わずか半年でステップアップすると、ブンデスリーガでプレー。
ケルン、ブレーメンでプレーしていた2017年〜2019年頃が市場価値のピークで、約8億円まで上昇しました。
その後はパフォーマンス低下、年齢、J復帰の影響もあり、現在は1億円強という価格です。
大迫勇也|Jに帰ってきた半端ないプレーをチェックしよう!
日本代表の攻撃をセンターフォワードとして長く支えてきた大迫勇也。
ブンデスリーガでは順風満帆とまではいかなかったものの、J復帰後は流石の「半端ない」プレーを見せてくれています。
衰えを指摘されることもありますが、まだまだ日本人屈指の能力を持ったFWであることは間違いありません。W杯に向けてプレーをチェックしておきましょう!
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