毎年激しい戦いが繰り広げられ、実力が拮抗しているJリーグですが、実際のところいちばん強いのはどのクラブなのでしょうか?
また、プレミアリーグやラ・リーガなど海外のトップクラブと比べるとどっちが強いのかも気になるところ。
客観的なデータに基づいたクラブの強さをランキング形式で見てみましょう!
クラブの強さが分かるELOレーティング
なかなか比較が難しい「クラブの強さ」ですが、過去のすべての試合結果からポイントを算出して、相対的な強さを弾き出してくれる「ELOレーティング」という指標があります。
代表チームでいうところのFIFAランキングと似たようなもの。
世界中のクラブが対象になっているので、Jリーグが海外のクラブと比較してどのくらいの位置にいるのかもすぐにわかります。
全世界のクラブランキング Jクラブは何位?
順位 | クラブ | ポイント |
1 | リバプール🏴 | 2050 |
2 | バイエルン・ミュンヘン🇩🇪 | 2042 |
3 | マンチェスター・シティ🏴 | 2022 |
4 | レアル・マドリード🇪🇸 | 1966 |
5 | チェルシー🏴 | 1963 |
6 | アヤックス🇳🇱 | 1929 |
7 | パリ・サンジェルマン🇫🇷 | 1899 |
8 | ユベントス🇮🇹 | 1875 |
9 | バルセロナ🇪🇸 | 1871 |
10 | インテル🇮🇹 | 1862 |
ーー | ーーーーーーーーーー | ーーー |
51 | 川崎フロンターレ🇯🇵 | 1692 |
212 | 横浜F・マリノス🇯🇵 | 1539 |
220 | 鹿島アントラーズ🇯🇵 | 1535 |
333 | 名古屋グランパス🇯🇵 | 1481 |
430 | ヴィッセル神戸🇯🇵 | 1453 |
457 | セレッソ大阪🇯🇵 | 1444 |
471 | 浦和レッズ🇯🇵 | 1441 |
481 | サンフレッチェ広島🇯🇵 | 1439 |
546 | FC東京🇯🇵 | 1423 |
645 | ガンバ大阪🇯🇵 | 1401 |
2022/3/2時点
トップ10は4大リーグのクラブがほぼ独占。
フランスのパリ・サンジェルマン、オランダのアヤックスもランクインしていますが、いずれにせよ全てヨーロッパのクラブです。
Jリーグ最高順位は川崎フロンターレの51位で、唯一の100位圏内。
ひとつ上にフランスの名門リヨン、下にはオランダの名門AZがランクインし、ヨーロッパ以外のクラブでは7番目の順位、アジアでは最高位と、かなり高い位置につけていることが分かります。
川崎についで横浜、鹿島が200位代に入り、その後に名古屋、神戸、セレッソと続きます。
注目のJリーグクラブ
川崎フロンターレ
ELOレーティング最高順位:46位(2021年11月)
ELOレーティングの順位が近いクラブ:リヨン🇫🇷、AZ🇳🇱
昨シーズンリーグ戦順位:優勝
現在Jリーグで最強、史上最強の呼び声も高いクラブ。
Jリーグ2連覇を達成し、今シーズンは3連覇に加えてACLや天皇杯、リーグ杯も狙います。
横浜F・マリノス
ELOレーティング最高順位:202位(2021年8月)
ELOレーティングの順位が近いクラブ:上海上港🇨🇳、ハンブルガーSV🇩🇪
昨シーズンリーグ戦順位:2位
3年前には川崎の優勝を阻んだ神奈川のライバル。
昨シーズンは王者を追い詰めるものの、最終的には2位でフィニッシュ。
今シーズンはすでに川崎に土をつけ、好スタートを切っています。
鹿島アントラーズ
ELOレーティング最高順位:84位(2010年4月)
ELOレーティングの順位が近いクラブ:インデペンディエンテ🇦🇷、フィテッセ🇳🇱
昨シーズンリーグ戦順位:4位
Jリーグ史上最多のタイトル獲得数を誇る屈指の名門。
ここ数年は上位にこそ入るものの、リーグ優勝からは見放されている状況。
今シーズンこそ復活のきっかけを掴みたいところです。
Jクラブがトップ10入りする日も?
今年で30年目を迎えるJリーグですが、ここ数年でますます競争力が高くなってきています。
あくまでひとつの指標ですが、ELOレーティングのクラブランキングでは川崎が50位前後につけ、全体のランキングも上がってきています。
ACLやクラブワールドカップのような他国との対戦で勝ち続ければ、いつかはトップ10に入るクラブも出てくるかもしれません。
コメント