我らがSAMURAI BLUE、日本代表を率いる森保一監督について紹介します。
戦術面の指摘や解任を求める声など、何かとネガティブな話題も持ちあがりますが、本当はどんな監督なのでしょうか?
この記事では、森保監督の戦術、フォーメーション、戦績などを全て解説します。
森保一|戦術・フォーメーション
戦術
森保監督は、守備ブロックと選手のハードワークを武器にした手堅いサッカーを構築するのが得意な監督。
低めのディフェンスラインでしっかり相手の攻撃を耐えきり、ボールを奪ったらまずはフォワードに預け、少ない人数で攻めきるプレーを理想とします。
それほど攻撃的な戦術ではないため、相手の実力にかかわらず1-0や2-1などロースコアの展開になることが多いのも特徴です。
フォーメーション①:4-3-3
森保監督が現在主に用いているフォーメーションが「4-3-3」です。
攻守にハードワークができる選手を中盤に三人配置して主導権を握る狙いがあります。
一方で、中盤の人選によっては重心がやや後ろがかりになり、攻撃陣が孤立することもあります。
フォーメーション②:4-2-3-1
日本代表監督就任後によく用いていたのがこの「4-2-3-1」のフォーメーションです。
トップ下の選手が中央の高い位置でボールを受け、スルーパスやドリブル、シュートなどでチャンスを作り出します。
上手くハマると攻撃の迫力が出ますが、センターバックからボランチへのパスコースを消してくるチーム相手にはビルドアップが機能しなくなり、ボールが前に運べなくなることも。
フォーメーション③:3-4-2-1
森保監督がサンフレッチェ広島を率いていた時代によく用いたのがこの「3-4-2-1」のシステムです。
ポイントは左右のウイングバックで、守備時にはディフェンスラインに戻って5バック、攻撃時にはウイングの立ち位置をとって3トップを形成し、攻守両面で厚みを出す狙いがあります。
ただし、ウイングバックの負担が大きく、こちらもビルトアップが上手くいかないケースが見られます。
森保一|戦績
戦績の数字は良いものの……
チーム | 期間 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 勝率 |
サンフレッチェ広島 | 2010-2014 | 265 | 128 | 55 | 82 | 48.3% |
日本代表 | 2018- | 49 | 35 | 6 | 8 | 71.4% |
サンフレッチェ広島ではJリーグ3回制覇という偉業を成し遂げた森保監督。
日本代表での戦績を見ても、実は勝率がもっとも高い監督です。
一方で、広島時代は前任のペトロヴィッチ監督のシステムを引き継ぐ形だったこと、日本代表では強豪国との試合が少ないこと、タイトルは獲得できていないことなど、いくつか疑問符のつく点もあります。
森保一|有能なのか?解任はあり得る?
采配が保守的なのは事実
森保監督の手腕について、どんな状況でも70点の手堅いチームを作れる監督ではあります。
引いて守る陣形やハードワークなど、チームの基盤となる戦術は広島でも日本代表でもきちんと浸透しています。
一方で、選手起用や交代策に大胆さがなく、試合中の変化に臨機応変に対応するのもやや苦手です。
最終予選は突破 本戦が勝負
カタールワールドカップ、アジア最終予選は、最初の3戦で2敗とあまりにも厳しいスタートになりました。森保監督の解任論もこのタイミングがもっとも厳しいものでした。
ただ、それ以降は順調に勝ち続け、ワールドカップ出場を決定。
集大成と言えるワールドカップ本戦で結果を出せるかどうかで最終的な評価が決まりそうです。
就任当初から掲げる目標はベスト8。はたして成し遂げられるのでしょうか。
森保JAPANを応援しよう!
アジア最終予選の厳しい戦いを乗り越えてワールドカップへの切符をつかみ取った森保監督。
まだまだ批判もありますが、本大会で世界を驚かせて欲しいところです。
コメント