ベルギーのシャルルロワでプレーし、最近ではリーグでもトップクラスの活躍を続けている森岡亮太選手について紹介します。
代表から遠ざかっている理由、今後呼ばれるのかも気になるところです。
プロフィールからプレースタイル、評価、市場価値など、wikiに載らない情報まですべて解説。
これを読めば森岡亮太の全てがわかるかも?
森岡亮太|プロフィール・経歴
J、ポーランドを経てベルギートップのタレントに
1991年4月12日生まれ(京都府城陽市出身)
180cm/72kg
右利き
-2009:久御山高校
2010-2015:ヴィッセル神戸🇯🇵
2016-2017:ヴロツワフ🇵🇱
2017-2018:ベフェレン🇧🇪
2018-2019:アンデルレヒト🇧🇪
2019-:シャルルロワ🇧🇪
京都府出身、ロンドンオリンピック世代の31歳。
久御山高校からヴィッセル神戸に入団し、6シーズンプレー。
その後海を渡り、ポーランドのヴロツワフに移籍すると、チームの中心選手として高いパフォーマンスを披露。その活躍が認められ、ベルギーへとステップアップを果たします。
ベルギーではリーグ屈指の名門アンデルレヒトではやや苦しんだものの、ここ数年はMVPクラスのパフォーマンスを見せています。
日本代表には2014年に初招集されましたが、2018年以降は遠ざかっています。理由については後述。
学生時代からプロになるために何をすれば良いかを常に考えていた森岡。
栄養面に関しての意識も高く、中学の頃から身体に悪いという理由で脂肪の多い食事や炭酸飲料は一切口にしなかったそう。(サカイクより)
森岡亮太|ポジション・プレースタイル・能力
万能型のテクニシャン
得意なポジション:
ボランチ、インサイドハーフ、トップ下
対応できるポジション:
セカンドトップ、左ウイング
・高い技術を活かしたゲームメイク
・スルーパス、アシスト
・ポジショニング
・得点力
・デュエル、フィジカルコンタクト
森岡の特徴は「止める、蹴る」といった基礎技術の高さと、それを活かしたゲームメイク。
中盤でボールをキープしてリズムを作り、FWへの精確なスルーパスでチャンスを演出します。
さらに、もともとはトップ下でプレーする司令塔のスタイルでしたが、ポーランドやベルギーで経験を積み、プレーの幅を広げました。
自分でゴール前に侵入して得点を奪ったり、インターセプトで相手の攻撃の芽を摘む守備も身につけ、今では「万能型」の選手に成長しました。
森岡亮太|評価・成績・stats
シャルルロワではリーグトップクラスの評価
シーズン | クラブ | 評価点 | 出場 | ゴール | アシスト |
2010〜2015 | ヴィッセル神戸 | – | 131 | 17 | – |
2015-2016 | ヴロツワフ | – | 15 | 7 | 0 |
2016-2017 | ヴロツワフ | – | 36 | 8 | 7 |
2017-2018 | ベフェレン アンデルレヒト | – | 30 | 10 | – |
2018-2019 | アンデルレヒト シャルルロワ | – | 12 | 1 | – |
2019-2020 | シャルルロワ | – | 29 | 6 | – |
2020-2021 | シャルルロワ | 7.64 | 28 | 2 | 7 |
2021-2022 | シャルルロワ | 7.43 | 30 | 4 | 8 |
※〜6.5:低評価 6.5〜7.0:平均〜やや高評価 7.0〜:高評価
アンダー世代:
U-18
🏅オリンピック:–
フル代表:
2014〜
5試合出場 0ゴール
🏆ワールドカップ:–
・Jリーグ優秀選手賞(2014)
・Jリーグフェアプレー個人賞(2014)
・「Unibet」選出ベルギーリーグベストイレブン(20-21)
Jリーグで活躍した後、ポーランドを経てベルギーでプレーする森岡。
ヨーロッパではもともとの司令塔的なプレーに加えて得点やアシストを奪える選手に成長し、高い評価を受けるようになりました。
特にここ2年はパフォーマンスがさらに安定し、リーグでもトップクラスの活躍を見せています。昨シーズンは、非公式ながらベストイレブンにも選出されました。
海外組全体で見ても、実は森岡以上の評価点を記録している選手はいません。
ベルギーで活躍し続けている森岡ですが、日本代表にはハリルホジッチ監督時代の2018年以降は召集されていません。
理由は明かされていませんが、森保監督は森岡がやや苦手とするデュエルやトランジション(攻守の切り替え)を重視する監督。このあたりに理由がありそうです。
ただ、森保監督は最終予選後にまた新たな選手を加えてチームを作ると明言しており、その際に呼ばれる可能性も。ワールドカップメンバーに滑り込めるでしょうか。
森岡亮太|市場価値・移籍金
全盛期の市場価値はおよそ6.5億円
年月 | 年齢 | クラブ | 市場価値 |
2012年6月 | 21 | ヴィッセル神戸 | 50万€(約6,500万円) |
2016年7月 | 25 | ヴロツワフ | 80万€(約1億円) |
2018年1月 | 26 | ベフェレン | 400万€(約5億2,000万円) |
2018年6月 | 26 | アンデルレヒト | 500万€(約6億5,000万円) |
2019年6月 | 28 | シャルルロワ | 220万€(約3億円) |
2022年1月 | 31 | シャルルロワ | 200万€(約2億7,000万円) |
ポテンシャル:300万€(約4億円)
2016年1月:ヴロツワフに完全移籍(フリー)
2017年7月:ベフェレンに完全移籍(移籍金推定27.5万€)
2018年1月:アンデルレヒトに完全移籍(移籍金推定250万€)
2019年7月:シャルルロワに完全移籍(移籍金推定150万€)
ポーランドから移籍したベルギーでの活躍で大幅に市場価値が上昇。
アンデルレヒト移籍直後が最も高く、約6.5億円の値札がつきました。
その後、年齢の問題やアンデルレヒトでの失敗によって価格は下がり、現在は3億円弱といった金額。
ただし、ここ2年ほどはベルギーリーグでもトップクラスの活躍を見せていることを考えると、今後4億円程度まで上昇する可能性はありそうです。
森岡亮太|代表で活躍する日は来るか?
ベルギーでトップレベルの活躍を見せる森岡亮太。
ベテランの年齢にさしかかっていますが、ここ数年はプレーの幅を広げて万能に活躍できる選手になりました。
日本代表の中盤でプレーするだけの能力は十分にありますが、果たして再びサムライブルーのユニフォームを着て戦う日は来るのでしょうか?
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