W杯アジア最終予選でグループ突破をかけて対戦するオーストラリア代表について紹介します。
メンバー、フォーメーション、監督、注目の選手などをくわしく解説。
試合前の予習にどうぞ!
オーストラリア代表|メンバー【3/24日本戦】
主力を軒並み招集、秘密兵器の帰化選手もメンバー入り
pos | 名前 | クラブ | 生年月日 | 身長/体重 |
GK | マシュー・ライアン | レアル・ソシエダ🇪🇸 | 92/4/8 | 184/82 |
GK | ダニエル・ヴコヴィッチ | NEC🇳🇱 | 85/3/27 | 187/94 |
GK | アンドリュー・レッドメイン | シドニーFC🇦🇺 | 89/1/13 | 194/84 |
DF | キー・ロールズ | セントラルコースト🇦🇺 | 98/6/24 | 185/90 |
DF | リアン・グラント | シドニーFC🇦🇺 | 91/2/26 | 176/74 |
DF | ミロシュ・デゲネク | コロンバス・クルー🇺🇸 | 94/4/28 | 187/85 |
DF | ジョエル・キング | オーデンセ🇩🇰 | 00/10/30 | 179/78 |
DF | ナサニエル・アトキンソン | ハーツ🏴 | 99/6/13 | 181/72 |
DF | トレント・セインズベリー | コルトレイク🇧🇪 | 92/1/5 | 183/76 |
DF | アジズ・ベヒッチ | ギレスンスポル🇹🇷 | 90/12/16 | 170/63 |
DF | フラン・カラチッチ | ブレシア🇮🇹 | 96/5/12 | 185/78 |
MF | コナー・メットカーフ | メルボルン・シティ🇦🇺 | 99/11/5 | 183/70 |
MF | クレイグ・グッドウィン | アデレード🇦🇺 | 91/12/16 | 193/83 |
MF | ジャンニ・ステンスネス | ヴァイキングFK🇳🇴 | 99/2/7 | 185/82 |
MF | ジェームズ・ジェッゴ | オイペン🇧🇪 | 92/2/12 | 179/66 |
MF | デニス・ジャンロー | トゥールーズ🇫🇷 | 99/5/21 | 175/73 |
MF | トーマス・ロギッチ | セルティック🏴 | 92/12/16 | 189/88 |
MF | ジャクソン・アーヴァイン | ザンクトパウリ🇩🇪 | 93/3/7 | 180/77 |
MF | アイディン・フルスティッチ | フランクフルト🇩🇪 | 96/7/5 | 178/70 |
FW | アワー・マビル | カスムパシャ🇹🇷 | 95/9/15 | 179/65 |
FW | ミッチェル・デューク | ファジアーノ岡山🇯🇵 | 91/1/18 | 186/84 |
FW | マーティン・ボイル | アル・ファイサリー🇸🇦 | 93/4/25 | 172/63 |
FW | マシュー・レッキー | メルボルン・シティ🇦🇺 | 91/2/4 | 181/84 |
FW | ジェイミー・マクラーレン | メルボルン・シティ🇦🇺 | 93/7/29 | 178/72 |
FW | マルコ・ティリオ | メルボルン・シティ🇦🇺 | 01/8/23 | 170/67 |
FW | ニコラス・ダゴスティーノ | メルボルン・ヴィクトリー🇦🇺 | 98/2/25 | 175/75 |
FW | ブルーノ・フォルナローリ | パース・グローリー🇦🇺 | 87/9/7 | 175/68 |
カタールワールドカップアジア最終予選でグループ突破をかけて日本代表と戦うオーストラリア代表。
自動出場圏の2位から転落して崖っぷちに立たされ、日本戦で引き分け以下ならプレーオフ行きの3位が濃厚。全てをかけて日本代表に挑みます。
サウター、ムーイら中心選手を欠くものの、それ以外はベストメンバーを招集。ウルグアイから帰化したばかりの秘密兵器フォルナローリにも注目です。
※新型コロナ、怪我の影響から3人の選手が離脱しました。(3/22時点)
離脱選手:
キー・ロールズ
トーマス・ロギッチ
ジャクソン・アーヴァイン
追加召集選手:
アレックス・ウィルキンソン(シドニーFC)
オーストラリア代表|フォーメーション
4-2-3-1
オーストラリア代表の基本フォーメーションは「4-2-3-1」。
フィジカルの強い選手を並べてロングボールを多用する過去のイメージとは異なり、DFラインから丁寧にボールを繋ぐ現代的なサッカーが特徴です。
セルティックで活躍するロギッチがトップ下でボールを受け、ボイル、レッキー、マクラーレンらがDFライン裏に飛び出してゴールを狙います。
さらに、フルスティッチをはじめとした能力の高い選手が途中出場で変化をつける点も注目。
※ロギッチ⇒フルスティッチ、アーヴァイン⇒ジャンローorステンスネス?(3/22)
4-3-1-2
前回の日本戦で用いたのが「4-3-1-2」のフォーメーション。
中盤の枚数を増やして主導権を握り、中央から素早い攻撃を仕掛けます。
日本代表の4-3-3におけるセンターバック2枚、ボランチの3枚に対してマンツーマン気味に対応できる配置で、ハマるとこちらのビルドアップが機能しなくなる可能性もあります。
※ロギッチ⇒フルスティッチ、フルスティッチ⇒ジャンローorステンスネス、アーヴァイン⇒グッドウィン?(3/22)
オーストラリア代表|強さは?
FIFAランクは現在37位
チーム | 順位 |
日本代表 | 23 |
オーストラリア代表 | 37 |
22/3/18時点
代表チームの強さを表すFIFAランクは現在37位、アジアでは4番目です。ちなみに日本は現在23位。
W杯への道は崖っぷち
チーム | 勝点 | 試合数 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
サウジアラビア | 19 | 8 | 6 | 1 | 1 | 10 | 5 | +5 |
日本 | 18 | 8 | 6 | 0 | 2 | 9 | 3 | +6 |
オーストラリア | 15 | 8 | 4 | 3 | 1 | 15 | 6 | +9 |
オマーン | 8 | 8 | 2 | 2 | 4 | 8 | 10 | −2 |
中国 | 5 | 8 | 1 | 2 | 4 | 7 | 13 | −6 |
ベトナム | 3 | 8 | 0 | 0 | 7 | 4 | 16 | −12 |
オーストラリア代表は現在W杯予選のグループBで3位。
自動出場圏の2位から転落し、今回の日本代表、サウジアラビア代表との2連戦に勝利しなければ3位が濃厚と崖っぷちの状況にあります。
日本代表との対戦戦績
通算成績
26戦10勝9分7敗(日本から見て)
直近3試合の結果
🇯🇵2-1🇦🇺(2021/10/12)
得点者:田中碧、べヒッチ(OG)、フルスティッチ
🇯🇵2-0🇦🇺(2017/8/31)
得点者:浅野、井手口
🇯🇵1-1🇦🇺(2016/10/11)
得点者:原口、ジェディナク
日本とオーストラリアの対戦成績は日本の10勝9分7敗。
3大会連続でW杯予選で同組になっているほか、W杯本戦でも対戦した経験がある、まさにライバルといった関係です。
日本が勝ち越しており、前回の対戦でも勝利しているものの、毎回接戦を繰り広げていてまったく油断できない相手です。
オーストラリア代表|監督
グラハム・アーノルド
1試合の平均勝ち点:1.74
勝率:49.66%
オーストラリア代表で2度目の指揮を取る同国出身の監督。
2006年〜2007年に指揮を取るも成績不振で退任。2018年から再び監督に就任し、チームを最終予選まで導きました。
複数の国内クラブ、Jリーグベガルタ仙台での監督歴を持ち、コーチとしてもオーストラリア代表に長く関わるなど実績は豊富です。
オーストラリア代表|注目選手
トーマス・ロギッチ
代表歴:2012年〜
成績:38試合出場7ゴール
トップ下で攻撃のタクトを振るう技巧派MF。
大柄でボールキープに優れ、繊細なボールタッチで相手を交わしてスルーパスでチャンスを演出します。日本代表の中盤がこの選手を抑えられるかが勝敗を分けるでしょう。
所属するセルティックでは古橋亨梧、旗手怜央、前田大然、井手口陽介とプレーしており、日本代表をよく知っているのもポイント。
アイディン・フルスティッチ
代表歴:2017年〜
成績:13試合出場2ゴール
前回の日本代表との対戦で強烈なフリーキックから得点を挙げたMF。
パワフルな左足を武器に、ミドルシュートやフリーキック、長短のパスで攻撃にアクセントを加えます。
ブンデスリーガでは鎌田大地や長谷部誠とプレーしており、こちらも日本をよく知る選手です。
ブルーノ・フォルナローリ
代表歴:2022年〜
成績:0試合出場0ゴール
ウルグアイから帰化し、今回初招集されたFW。
サイズはないもののゴールエリア付近での嗅覚に優れ、所属クラブではワンタッチでゴールを奪うシーンが多いのが印象的。
実力には未知数な部分があるものの、日本代表から見ればデータがなく怖い選手でもあります。
W杯予選最大の決戦へ!
いよいよ佳境を迎えるW杯アジア最終予選。
崖っぷちに立たされたオーストラリア代表は我らが日本代表と対戦します。
これまでの対戦から見ても、ギリギリの戦いになることは間違いなし。日本代表はこの試合に勝利してW杯出場を決められるでしょうか。
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