国内最多、通算20の主要タイトルを獲得したJ屈指の名門クラブ、鹿島アントラーズについて紹介します。
メンバー、フォーメーション、監督、注目の選手などをすべて解説。
これを読めば鹿島アントラーズの全てがわかるかも?
鹿島アントラーズ|プロフィール
正式名称 | 鹿島アントラーズ |
創設年 | 1947年 |
所属リーグ | Jリーグ |
ホームタウン | 茨城県鹿嶋市、神栖市、潮来市、行方市、鉾田市 |
スタジアム | 県立カシマサッカースタジアム |
これまでに20タイトルを獲得した超名門
住友金属工業蹴球団を前身として1991年にJリーグ加盟。いわゆるオリジナル10(Jリーグ発足時に加盟した10チーム)のひとつです。
91年に加入した「王様」ジーコのスピリットをチームに取り入れると、96年にはじめてリーグを制覇。
以降Jリーグ8回、リーグカップ6回、天皇杯5回、ACL1回と通算20の主要タイトルを獲得し、国内屈指の名門として名を馳せてきました。
ここ数年は上位にこそ入るもののタイトルに恵まれず、2022年から新たにヨーロッパから監督を招聘するなど、これまでのブラジル路線からの変革を図っています。
鹿島アントラーズ|メンバー
pos | # | 選手名 | 生年月日 | 身長/体重 | 出身地 |
---|---|---|---|---|---|
GK | 1 | クォン スンテ | 1984/9/11 | 184/85 | 韓国 |
GK | 29 | 早川 友基 | 1999/3/3 | 187/81 | 神奈川 |
GK | 31 | 沖 悠哉 | 1999/8/22 | 184/82 | 茨城 |
GK | 38 | 山田 大樹 | 2002/1/8 | 190/82 | 千葉 |
DF | 2 | 安西 幸輝 | 1995/5/31 | 172/64 | 兵庫 |
DF | 5 | 関川 郁万 | 2000/9/13 | 182/72 | 東京 |
DF | 15 | ブエノ | 1995/8/24 | 182/79 | ブラジル |
DF | 16 | 小田 逸稀 | 1998/7/16 | 173/68 | 佐賀 |
DF | 20 | キム ミンテ | 1993/11/26 | 187/84 | 韓国 |
DF | 22 | 広瀬 陸斗 | 1995/9/23 | 176/68 | 埼玉 |
DF | 23 | 林 尚輝 | 1998/6/9 | 181/70 | 大阪 |
DF | 28 | 溝口 修平 | 2004/2/13 | 174/66 | 茨城 |
DF | 32 | 常本 佳吾 | 1998/10/21 | 174/68 | 神奈川 |
MF | 6 | 三竿 健斗 | 1996/4/16 | 181/73 | 東京 |
MF | 7 | ファン アラーノ | 1996/9/2 | 172/69 | ブラジル |
MF | 8 | 土居 聖真 | 1992/5/21 | 172/63 | 山形 |
MF | 10 | 荒木 遼太郎 | 2002/1/29 | 170/60 | 熊本 |
MF | 11 | 和泉 竜司 | 1993/11/6 | 173/72 | 三重 |
MF | 14 | 樋口 雄太 | 1996/10/30 | 168/66 | 佐賀 |
MF | 17 | アルトゥール カイキ | 1992/6/15 | 174/71 | ブラジル |
MF | 21 | ディエゴ ピトゥカ | 1992/8/15 | 178/72 | ブラジル |
MF | 24 | 小川 優介 | 2002/4/14 | 166/58 | 埼玉 |
MF | 27 | 松村 優太 | 2001/4/13 | 173/63 | 大阪 |
MF | 30 | 名古 新太郎 | 1996/4/17 | 168/64 | 大阪 |
MF | 33 | 仲間 隼斗 | 1992/5/16 | 170/64 | 群馬 |
MF | 34 | 舩橋 佑 | 2002/7/12 | 175/67 | 茨城 |
MF | 35 | 中村 亮太朗 | 1997/9/27 | 179/70 | 新潟 |
FW | 9 | エヴェラウド | 1991/7/5 | 181/80 | ブラジル |
FW | 18 | 上田 綺世 | 1998/8/28 | 182/76 | 茨城 |
FW | 19 | 染野 唯月 | 2001/9/12 | 179/67 | 茨城 |
FW | 40 | 鈴木 優磨 | 1996/4/26 | 182/75 | 千葉 |
新加入(前所属):
キム ミンテ(コンサドーレ札幌)
樋口 雄太(サガン鳥栖)
鈴木 優磨(シント=トロイデン🇧🇪)
退団(移籍先):
レオ シルバ(名古屋グランパス)
永木 亮太(湘南ベルマーレ)
犬飼 智也(浦和レッズ)
町田 浩樹(ユニオン=サンジロワーズ🇧🇪)
鹿島アントラーズ|フォーメーション
4-4-2
鹿島アントラーズが用いる基本フォーメーションは4-4-2。
バックラインと中盤で4-4のブロックを敷き、堅い守備でボールを奪うと、ボール出しの上手いピトゥカや三竿からJ屈指の強力なツートップにボールを供給。
そこに荒木や土居といったテクニックとポジショニングに優れた選手やサイドバックが絡んで波状攻撃を仕掛けます。
キーマンは?
昨シーズン得点王:
上田綺世(14得点)
昨シーズンアシスト王:
荒木遼太郎(7アシスト)
昨シーズン高評価点(Sofascore):
クォン・スンテ(7.16)
ディエゴ・ピトゥカ(7.13)
広瀬 陸斗(7.12)
鹿島アントラーズ|監督
レネ・ヴァイラー
1試合の平均勝ち点:1.75
勝率:52.01%
鹿島アントラーズ変革のキーマンとして招聘されたスイス人監督。
スイス国内リーグに加えて、ドイツやベルギーでの指導経験を持ち、アンデルレヒト時代にはベルギー ジュピラーリーグ優勝を成し遂げ、年間最優秀監督にも輝きました。
まだ防疫の問題で入国できていませんが、3月中には指揮を取り始める予定です。
鹿島アントラーズ|強さは?
惜しくも優勝に手が届かないシーズンが続く
シーズン | 順位 | 試合数 | 勝ち点 |
2017 | 2位 | 34 | 72 |
2018 | 3位 | 34 | 56 |
2019 | 3位 | 34 | 63 |
2020 | 5位 | 34 | 59 |
2021 | 4位 | 38 | 69 |
最高成績:優勝(8回:1996,1998,2000,2001,2007,2008,2009,2016)
天皇杯:
最高成績:優勝(5回:1997,2000,2007,2010,2016)
リーグカップ:
最高成績:優勝(6回:1997,2000,2002,2011,2012,2015)
アジアチャンピオンズリーグ:
最高成績:優勝(2018)
90年代後半以降、Jリーグを席巻してきた鹿島アントラーズ。
主要タイトルを全て獲得し、国内屈指の名門クラブとして名を馳せますが、ここ数年は上位にこそ入るものの、リーグタイトルには手が届かない不本意な状況が続きます。
今シーズンは、新たな監督のもとタイトルを獲得して名門復活のきっかけにしたいところです。
鹿島アントラーズ|注目選手
上田綺世
生年月日:1998年8月28日(23歳)
身長/体重:182cm/76kg
ポジション:センターフォワード
昨シーズンの成績:29試合14ゴール1アシスト
大きなポテンシャルを秘めた天性のストライカー。
ディフェンダーのマークを外すオフザボール、パワフルなシュート、高い身体能力と点取屋に必要なあらゆる要素を兼ね備えています。
昨シーズンは14ゴールでチーム得点王。今シーズンは20ゴール、そしてリーグ全体の得点王も狙いたいところです。
鈴木優磨
生年月日:1996年4月26日(25歳)
身長/体重:182cm/75kg
ポジション:センターフォワード
昨シーズンの成績:34試合17ゴール3アシスト(🇧🇪ジュピラーリーグ)
ベルギーから帰還した日本最高峰のFW。
昨シーズンベルギーリーグで17ゴールをあげ、ヨーロッパでのステップアップも視野に入るなか鹿島復帰を決断。
日本人らしからぬ強引なプレーでゴールを奪うほか、味方を活かすためのポストプレーやスペースメイクも実は得意。上田とのコンビは間違いなくJトップクラスの破壊力です。
荒木遼太郎
生年月日:2002年1月29日(20歳)
身長/体重:170cm/60kg
ポジション:トップ下
昨シーズンの成績:36試合10ゴール7アシスト
鹿島の10番を背負うJリーグ屈指の若手MF。
相手の嫌がる場所でボールを受けるポジショニングセンス、トラップやターンなどの繊細な技術、得点感覚が特徴で、若き日の香川真司や南野拓実を彷彿とさせる才能豊かな選手です。
昨シーズンは城彰二以来史上2人目の10代での2桁ゴールを達成。今シーズンはさらなる飛躍が期待されます。
ディエゴ・ピトゥカ
生年月日:1992年8月15日(29歳)
身長/体重:175cm/69kg
ポジション:ボランチ
昨シーズンの成績:26試合2ゴール3アシスト
「王様」ジーコが獲得を熱望した技巧派ボランチ。
チームの「へそ」となるボランチの位置でボールを受け、左足の高精度パスで味方にボールをつなげ、チャンスを作り出します。
ある意味、彼の舵取りがチームの出来に直結する重要な役割。Jリーグ屈指のタレントを操り、上位進出を狙います。
鹿島アントラーズ|国内屈指の名門復活へ!
通算20の主要タイトルを獲得してきたJリーグ屈指の名門、鹿島アントラーズ。
ここ数年は上位にこそ入るものの、リーグ優勝は果たせず。今年はヨーロッパから新しい血を入れ、豪華なタレント集団でシーズンに挑みます。
久しぶりにシャーレを掲げられるのか?要チェックです!
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